4.迷惑メールとは 4.1.メールの8割は迷惑メール 最近、迷惑メールが膨大に増加しています。2009年2月の調査ではメール全体の82.7%を占めています(ISPのIIJの 調査、2005年は50%)。迷惑メールが増えたのは安易に発信できるようになったことと利益(金)になるからです。この業界も広告主、広告代理店、名簿業者、発信業者と分業化され、コンサルタント業者もいるそうです。 SPAM *(スパム)の由来 [詳細13] (1) 迷惑メールの目的 商品、サービスの売込のための宣伝・広告メールの中には、架空請求、ワンクリックで契約したとみなすメールやウィルスを感染させるメールがあります。 迷惑メールの狙い(目的)は、下記のようにさまざまです。そのメールを右のように言っています。 (a)違法商品(裏DVDなど)の売込:宣伝メール (b)医薬品(バイアグラなど)の売込:宣伝メール (c)出会い系サイトへの誘い:宣伝メール (d)架空請求・ネット詐欺:詐欺メール (e)ウィルスの感染(メール経由12%):ウィルスメール (2)メールアドレスの入手方法 知らせていないメールアドレスをどんな方法で知るのでしょう。知る方法として次の方法があります。 (a)ランダムに作成する。 発信し、エラーメールがない場合やメールに対し何らかのアクションが取られた場合に、そのアドレスを有効と判断し、以降メールを送り続けます。 (b)懸賞サイトなどに登録されたアドレスを入手する。 (c) Webサイト(ホームページ)に記載されているアドレスらしき文字列を収集する。 (d)ウィルスを使って入手する。 (e)メールアドレスリストを購入(例30万件で5万円)する。 (3)迷惑メール増加の原因 迷惑メールを多数発信できるようになったのは「ボットネット」が構築されたからと言われています。ボットネットとは、「ボット」を多数のパソコンに感染させ、ボットマスターから一斉に遠隔操作できるようにした仮想的ネットワークです。迷惑メールの発信は9割がボットネットです。 |
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