現在の高齢者世帯の家計はどのようになっているのでしょうか。平成17年家計調査年報によると、
世帯主60歳以上の日常生活の生活費は25万円で、その内訳は「食料費」が62,352円、「教養娯楽費」が27,395円、
そして、「通信交通費」が25,503円となっています。(無職・二人以上の世帯、月間平均)
<総務省統計局「平成17年家計調査年報」>
現役世代も含めた対象者にして、夫婦二人での「老後の最低日常生活費」「ゆとりある老後生活費」
に関する金額を尋ねた意識調査があります。
その結果を見ると、最低日常生活費の平均は24.2万円、ゆとりある生活には37.9万円が必要となっています。
ゆとりのための上乗せ額で一番多かったのは「10〜15万円未満」で、全体の37.6%を占めています。
その使途は、「旅行やレジャー」が最も高く、以下「趣味や教養」「身内とのつきあい」と続いています。
ゆとりある老後生活費が高く感じられる方もあるでしょうが、大切なのはご自身が望む老後生活を鮮明にイメージすることです。
老後のゆとりのための上乗せ額の使途
<生命保険文化センター「生活保障に関する調査」/平成16年>
厚生労働省発表の平成18年簡易生命表によると、男の平均寿命は79.00年、
女の平均寿命は85.81年と前年と比較して男は0.44年、女は0.29年上回っています。
各年齢の平均余命についても、前年に比べ、男女とも全年齢で上回わりました。
まさに、男女とも、人生80年時代です。
平均寿命:0歳の平均余命
平均余命:基準となる年の死亡状況が今後へ変化しないと仮定したときに、
各年齢の者が平均的にみて今後何年生きられるかという期待値を表したもの。
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注:平成17年は完全生命表による。 |